カラーセラピーとは
あなたは「カラーセラピー」という言葉をお聞きになったことがありますか?
カラーセラピーとは、「色彩療法」と日本語に訳され、色の持つそれぞれの特徴を利用して、心身ともにバランスを整えていく方法です。
これは、医療行為ではありません。
その時選んだ色や最近気になる色から、「今」のあなたの心身の状態を探り、悩みや不安の解決やストレス軽減を目的とした行為です。
カラーセラピーのメリット
- 心が癒され、リラックス、リフレッシュ効果が得られる
- 過去や現在の自分自身のことを知り、理解することができる
- 心身のバランスをとることができる
カラーセラピーと似た言葉に「パーソナルカラー」があります。「カラーセラピー」との違いについて簡単に説明します。
<パーソナルカラーとカラーセラピーの違い>
パーソナルカラー・・・「外面によりそう色」
カラーセラピー・・・「内面によりそう色」
代表的なもの
自分に似合う色をコーディネートしていく診断がパーソナルカラーであるのに対し、カラーセラピーは、生理的効果(身体)と心理的効果(心)、ひいては顕在意識と潜在意識にコンタクトする方法です。
色は、人によって感じ方が違います。良い、悪いはありません。
文化の違い、生まれた地域の違い、育った環境の違いなどが影響していると言われています。
そして、どの色にもポジティブな面とネガティブな面があるのです。
<カラーセラピーの代表的な色>
- 赤 Red
- 橙 Orange
- 黄 Yellow
- 緑 Green
- 青 Blue
- 藍 Royal Blue
- 紫 Violet
- 白 White
- 黒 Black
- ピンク Pink
- マゼンタ Magenta
※今回は「赤」という色について解説します。
赤 Red
あなたは、「赤」という色から何を思い浮かべるでしょうか。
りんご、イチゴ、さくらんぼ、トマト、ポスト、消防車、サンタクロース、血、火、太陽、、、
情熱、恋愛、活発、勇気、正義感、リーダー、怒り、興奮、危険、生命、警告、辛い、、、
などなど。
また、赤い色は「女の子」の色というイメージもあります。
目立つ色で注意を引く色なので、企業がロゴなどに使うことが多い人気色です。
赤はすべての始まりの色でもあり、生命や物質的なものとの関わりが深く、古くは、ラスコー洞窟の壁画にもみられます。
地に足をつけて、力強く生きていくための基盤となる衣食住をつかさどり、現実的なエネルギーを象徴する色ともいえるのです。
紅白饅頭やたれ幕、赤飯や赤いだるまなど、祝いの色にもされています。
また、感情面においては、顔を真っ赤にする、赤っ恥をかくなど、興奮や高揚を表す時に使われています。
青とは真逆のイメージの強い色でもあるのです。
特徴
- 膨張色
- 進出色
- 暖かく感じる
- 目を引く色
- 時間の経過を早く感じさせる
- アドレナリンが分泌して興奮させる
- 食欲を増進させる
- 脈拍が早くなったり、血圧が上昇する
キーワード
生命力・本能・現実・全ての基本・肉体的欲求
プラスの象徴
情熱・勇気・エネルギー・行動力・リーダーシップ・現実感・パワフル・開拓精神
マイナスの象徴
短気・怒り・無気力・暴力・自己中・物質欲(お金や物)・攻撃的・恐れ・競争心
チャクラ 赤色について
第一チャクラ | ベースルートチャクラ |
チャクラのテーマ | 基盤・安心・安全・健康・家族・住まい・財産・生存・責任・成長 |
部位 | 尾てい骨・仙骨・会陰 |
内分泌腺 | 副腎 |
対応器官 | 下半身・足・血液・筋肉・骨・歯・脊髄・腸・前立腺・性腺 |
効果的な症状 | 血行不良・低血圧・悪寒・貧血・疲労・性欲の低下・拒食 |
禁忌 | のぼせ・高血圧・火傷・ヒステリー・高熱・脈打つ痛み・性欲過剰 |
※チャクラとは、脊柱の各部位に対応しているエネルギーの出入り口のこと。
サンスクリット語で「車輪」と訳されます。
チャクラについて詳しく知りたい方はwikipediaからどうぞ。
関連するアロマ
イランイラン/ベチパー/ミルラ/パチュリー/アンジェリカ/ジンジャー/ジュニパー
☆関連するパワーストーン
モリオン/ヘマタイト/ルビー/ガーネット/スモーキークォーツ/オブシディアン
関連する食べもの
肉類/赤身魚/小豆/イチゴ/りんご/サクランボ/トマト/パプリカ/唐辛子
マンダラぬり絵
※マンダラぬり絵の図案はイラストACから無料でダウンロードできます。
幾何学模様のマンダラぬり絵は、心の赴くまま自由に塗ることで心を解放し、リフレッシュ効果が得られます。
ぬり絵から「今」のあなたの心身の状態を読み解いていくことで、ストレスを軽減したり活力をもらうことができるのです。
例えば、お子さんが塗ったぬり絵から心が訴えている想いを感じ取ることも可能です。
赤い色ばかり使う場合は、強いフラストレーション、攻撃、不満、興奮、緊張、そのほかにも満足感だったり活動的だったり、積極的な気持ちの表れとも受け取れます。また、一緒に使った色との組み合わせから他の感情を読み取ることも可能です。
お子さんの集中力を養ったり、最後までやり遂げる力をつけるのに役立ちます。親子で一緒にぬり絵をして、作品を見せ合うことで刺激や気づきをもたらしてくれるのでおすすめです。
また、塗り絵は右脳の活性化にも役立つので、老化防止にも効果的です。
この観点から、塗り絵は年齢に関係なく気軽に楽しめるカラーセラピーといえます。
こんな方におすすめ
- 疲れやストレスを感じてる方
- 本当の自分を知りたい方
- 何となく最近気になる色がある方
- ぬり絵を楽しみながらリフレッシュしたい方
時々ぬり絵をしてみましょう
- 時々ぬり絵をすることで「今」の自分に気づきがあります。前に塗ったぬり絵と比較してみる
- 「大人のぬり絵」の本や100円ショップに売ってるぬり絵で、自由に塗る
- 画材は自由/色鉛筆、水彩絵の具、くれよん、パステル、マーカーなど
出来上がったぬり絵は、額に入れて飾りましょう。リフレッシュ効果絶大です。
ぜひ、色に触れて楽しんでみてください。